屈折矯正手術
よくある質問
手術時間はどれくらいでしょうか? 入院の必要はありますか?
手術時間は点眼麻酔で、特に問題がなければ、片眼約10分です。手術後は病室で 30分程休んで頂き、入院の必要はありませんので、帰宅することになります。
どんな人が手術を受けられるのでしょうか?
近視や乱視があっても眼鏡やコンタクトレンズで不自由を感じてない人は、この手術を受ける必要はありません。
仕事や、家庭生活で眼鏡やコンタクトレンズを使えないと日ごろ悩んでいる人は、手術後は快適になることでしょう。また、アレルギー性結膜炎などでコンタクトレンズが使用できない方やスポーツをするため、眼鏡やコンタクトレンズでは不自由な方も同様です。
適応条件として、
(1)近視以外に眼の病気(円錐角膜・緑内障など)がない方
(2)20歳以上の方
(3)手術による利点だけでなく、危険性や副作用についても十分理解されている方。
なお、術前の診察により、医師が手術を受けることが危険と判断した時は中止します。
手術後に仕事はどのくらい休まなければなりませんか?
デスクワークなどの事務仕事は2日後から可能です。
ただし、目を酷使する事務仕事や車の運転は、目の見え方が安定してからの方がよいでしょう。汗がたくさんでるような労働や埃っぽい所での作業は、1週間程度控えて下さい。
その他、職種によって異なりますので、診察時にご相談下さい。
妊娠中でも手術ができますか?
妊娠中の屈折矯正手術は以下の2点の理由からお勧めできません。
(1)妊娠中や出産後まもなくの頃は、屈折の度数や角膜の厚みが 通常の時と変化していることがある。(ホルモンの変化のためと言われています)
(2)妊娠中は薬の使用に制限がある。
胎児に対する影響が考えられる薬剤は妊娠中は使用できません。
問題なく手術が終了して、通常どおりの良い経過をたどれば、 それほど問題はありませんが、創の感染を起こしたり、近視への戻りが 早かったりする場合には、抗生物質やホルモン剤の使用が必要になる場合が あります。
これらの薬剤は妊娠中は使用しないことが望ましい薬剤に相当することが多いのです。